消化器外科術後合併症の治療
胃癌術後合併症の予防と対策
本田 晋策
1
,
谷澤 豊
,
後藤 裕信
,
徳永 正則
,
坂東 悦郎
,
川村 泰一
,
辰林 太一
,
三木 友一朗
,
幕内 梨恵
,
杉沢 徳彦
,
金本 秀行
,
絹笠 祐介
,
上坂 克彦
,
寺島 雅典
1静岡県立静岡がんセンター
キーワード:
Amylases
,
ドレナージ
,
胃腫瘍
,
危険因子
,
抗細菌剤
,
術前管理
,
消化器外科
,
膵瘻
,
発生率
,
腹部X線診断
,
腹部膿瘍
,
吻合部漏出
,
腹部CT
Keyword:
Amylases
,
Anti-Bacterial Agents
,
Drainage
,
Pancreatic Fistula
,
Risk Factors
,
Radiography, Abdominal
,
Preoperative Care
,
Digestive System Surgical Procedures
,
Stomach Neoplasms
,
Incidence
,
Abdominal Abscess
,
Anastomotic Leak
pp.38-42
発行日 2014年1月1日
Published Date 2014/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2014069259
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
胃癌手術後には約20%の頻度で術後合併症が発生する.特に重篤な合併症として縫合不全,膵液漏,腹腔内膿瘍などがあげられる.合併症を発生させないためには,慎重な手術操作はもちろんのこと,術前からの対策が重要である.一方,術後合併症が発生した場合には迅速な診断,治療により迅速に治癒させることが必要となる.本稿では術後合併症の予防対策ならびに対応について概説する.
©Nankodo Co., Ltd., 2014