癌の術後画像診断-合併症と局所再発のチェックポイント- (第6章)大腸癌
結腸右半切除術
早川 克己
1
,
山本 栄司
,
吉田 麻里子
,
立元 将太
1京都市立病院 放射線科
キーワード:
局所解剖学
,
結腸腫瘍
,
結腸切除
,
腫瘍再発
,
腸閉塞
,
腹部X線診断
,
腹部膿瘍
,
上行結腸
,
吻合部漏出
,
腹部CT
Keyword:
Anatomy, Regional
,
Colectomy
,
Colonic Neoplasms
,
Intestinal Obstruction
,
Neoplasm Recurrence, Local
,
Radiography, Abdominal
,
Abdominal Abscess
,
Colon, Ascending
,
Anastomotic Leak
pp.s81-s86
発行日 2013年9月10日
Published Date 2013/9/10
DOI https://doi.org/10.15105/J00235.2013336769
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
結腸右半切除術は大腸癌の他部位の根治術に比べて煩雑ではなく,腹腔鏡下手術が普及してきており,術後合併症や局所再発の頻度が他部位の大腸癌に比べて低いという特徴がある.またこの手術に特異的な合併症もない.結腸右半切除術における局所再発については,ステープラーリング周囲の腸管壁の軟部腫瘤の出現に十分注意すると共に,術野の脂肪織内の軟部腫瘤の出現に最大限の注意を払うことが再発の早期診断にとって肝要であり,CTにて少しでも局所再発の可能性があると思えば,PET-CTによる検索を行うことが望ましい.
Copyright © 2013, Gakken Medical Shujunsha Co., Ltd. All rights reserved.