ドレーンは必要か
胃癌手術にドレーンは必要か
森田 信司
1
,
深川 剛生
,
片井 均
1国立がん研究センター中央病院 胃外科
キーワード:
胃腫瘍
,
胃切除
,
術後管理
,
膵瘻
,
EBM
,
アウトカム評価(保健医療)
,
腹部膿瘍
,
ランダム化比較試験
,
吻合部漏出
,
腹腔ドレナージ
Keyword:
Gastrectomy
,
Pancreatic Fistula
,
Postoperative Care
,
Stomach Neoplasms
,
Randomized Controlled Trials as Topic
,
Outcome Assessment (Health Care)
,
Evidence-Based Medicine
,
Abdominal Abscess
,
Anastomotic Leak
pp.732-736
発行日 2014年7月1日
Published Date 2014/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2014246692
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胃癌手術の標準術式であるD2リンパ節郭清を伴う胃切除には,膵周囲の愛護的かつ精緻な術中操作が必要であるが,エネルギーデバイスによる膵実質の損傷がある一定の割合で生じうる.膵液瘻からの重篤な二次的合併症を回避するために,ドレーン性状の丹念な観察と適切な抜去時期を日常臨床で身につけていくことが重要である.
©Nankodo Co., Ltd., 2014