消化器外科術後合併症の治療
大腸癌術後合併症の治療
山口 茂樹
1
,
石井 利昌
,
田代 浄
,
近藤 宏佳
,
鈴木 麻未
,
森田 洋平
1埼玉医大国際医療センター 下部消化管外科
キーワード:
抗細菌剤
,
手術創感染
,
人工肛門造設術
,
浮腫
,
大腸腫瘍
,
腸閉塞
,
排尿障害
,
ヘルニア
,
化学予防
,
栄養管理
,
排便障害
,
大腸切除
,
吻合部漏出
,
腹腔ドレナージ
Keyword:
Anti-Bacterial Agents
,
Edema
,
Hernia
,
Intestinal Obstruction
,
Surgical Wound Infection
,
Urination Disorders
,
Colorectal Neoplasms
,
Chemoprevention
,
Nutrition Therapy
,
Anastomotic Leak
pp.43-46
発行日 2014年1月1日
Published Date 2014/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2014069260
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大腸癌術後合併症のうちもっともよくみられるものは縫合不全,創感染,イレウスである.縫合不全では適切なドレナージが必須であり,人工肛門造設のタイミングを逃さないことが重要である.創感染は早期発見による創開放により軽症ですむことが多い.術後イレウスは麻痺性で保存的に改善するものが多いが,遷延すると強固な癒着性となるので器質的狭窄では再手術が必要となる.このほか直腸癌術後の排便・排尿障害,ストーマ合併症について述べた.
©Nankodo Co., Ltd., 2014