発行日 2013年1月1日
Published Date 2013/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013186094
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80歳男性。腹痛を主訴に前医を受診、X線像でfree airが認められたため、著者らの施設へ紹介となった。受診時、腹部X線所見では左右横隔膜下に著明な遊離ガスがみられたが、血液検査および腹部CT、上部消化管内視鏡所見では明らかな異常は認められなかった。そこで、絶食と点滴を行い、経過観察入院後も消化管造影や下部消化管内視鏡が行われたが、明らかな異常はなく、症状の消失とCRPの低下にて1週間で退院となった。尚、退院後、遊離ガスは消失し、症状も認められなかった。
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