外科医必読 膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)のすべて
IPMN長期経過観察例の予後
多田 稔
1
,
川久保 和道
,
渡邉 健雄
,
斉藤 友隆
,
山本 恵介
,
濱田 毅
,
内野 里枝
,
水野 卓
,
宮林 弘至
,
木暮 宏史
,
佐々木 隆
,
中井 陽介
,
山本 夏代
,
平野 賢二
,
伊地知 秀明
,
立石 敬介
,
伊佐山 浩通
,
小池 和彦
1東京大学 消化器内科
キーワード:
腫瘍-多発性原発
,
腫瘍過程
,
予後
,
超音波内視鏡検査
,
膵管内乳頭腫瘍
Keyword:
Neoplasms, Multiple Primary
,
Neoplastic Processes
,
Prognosis
,
Endosonography
pp.167-169
発行日 2013年2月1日
Published Date 2013/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013077688
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膵管内乳頭粘液性腫瘍(intraductal papillary mucinous neoplasm:IPMN)は,腺腫から上皮内癌となり進展するIPMN由来浸潤癌のみならず,通常の膵癌発生の合併を伴うことがある.したがって,IPMN由来浸潤癌を想定した切除例の選択にはIPMN/粘液嚢胞腫瘍(MCN)国際診療ガイドラインが参考になるが,この切除適応とは関連しない比較的小型のIPMN例にも通常の膵癌が経過観察中に発生することがあり,膵癌の高危険群と認識した診療が必要である.
©Nankodo Co., Ltd., 2013