IPMNとIPNB
IPMNの経過観察と注意点
石山 宏平
1
,
眞次 康弘
,
大段 秀樹
1広島大学 消化器・移植外科
キーワード:
腫瘍侵入性
,
腫瘍-多発性原発
,
膵臓腫瘍
,
アルゴリズム
,
診療ガイドライン
,
超音波内視鏡検査
,
磁気共鳴胆道膵管造影
,
腫瘍の早期診断
,
待機療法
,
膵管内乳頭腫瘍
,
腹部CT
Keyword:
Algorithms
,
Neoplasms, Multiple Primary
,
Pancreatic Neoplasms
,
Neoplasm Invasiveness
,
Practice Guidelines as Topic
,
Endosonography
,
Cholangiopancreatography, Magnetic Resonance
,
Early Detection of Cancer
,
Watchful Waiting
pp.1145-1149
発行日 2016年11月1日
Published Date 2016/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2017032229
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膵管内乳頭粘液性腫瘍(intraductal papillary mucinous neoplasm:IPMN)を経過観察する際には,初診時の適切な画像評価と十分な精査による型分類が重要である.経過観察における注意点は,病変自体の進展の有無,悪性化の監視だけでなく,IPMN併存疾患としての通常型膵癌を早期診断するためのモニタリングの工夫や,消化器を主とした他臓器癌の合併に対する対策があげられる.すなわち,病変部の局所観察と同時に,膵全体さらには全身の計画的評価が必要である.
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