IPMNとIPNB
IPMNの術前画像診断
井上 陽介
1
,
齋浦 明夫
1がん研究会有明病院 消化器外科
キーワード:
術前診断
,
膵切除
,
膵頭十二指腸切除
,
超音波内視鏡検査
,
磁気共鳴胆道膵管造影
,
膵管内乳頭腫瘍
,
腹部CT
Keyword:
Pancreatectomy
,
Pancreaticoduodenectomy
,
Endosonography
,
Cholangiopancreatography, Magnetic Resonance
pp.1150-1156
発行日 2016年11月1日
Published Date 2016/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2017032230
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膵管内乳頭粘液性腫瘍(intraductal papillary mucinous neoplasm of the pancreas:IPMN)の画像診断の目的は,「切除適応判断」と「至適術式決定」の二つである.一般的には造影dynamic CT,MRI,超音波内視鏡が必須であり,症例に応じて内視鏡的逆行性胆管膵管造影を追加する.術前画像診断のポイントは,切除予定のIPMNが,(1)腺腫から上皮内癌,(2)微小浸潤が疑われる状況,(3)IPMN由来浸潤癌のうち,どの段階にあるかを正確に予測し,過不足のない切除をプランニングすることである.
©Nankodo Co., Ltd., 2016