発行日 2011年10月1日
Published Date 2011/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2012123282
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
48歳女。検診マンモグラフィーでCategory3の腫瘤像を指摘された。乳房超音波では、左3時Pに一部乳腺から突出する8×8mmの円形な低エコー腫瘤を認めた。境界明瞭粗そう、内部エコー不均一、後方エコー増強から充実腺管癌を疑い、Category4と診断した。針生検にて乳管内乳頭腫が疑われたが、免疫組織染色ではNSEのみ陽性であった。しかし細胞診において、同様の細胞ながら核小体形成や核優勢像が散見されたことからclassIVと診断した。後日、Bp+SNが施行され、最終病理診断は微小浸潤を伴うsolid papillary carcinomaと診断された。
©Nankodo Co., Ltd., 2011