発行日 2011年10月1日
Published Date 2011/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2012123283
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81歳男。14年前に左腋窩腫瘤摘出術を受け、アポクリン腺癌と診断されていた。今回、同部に腫瘤を自覚したため受診し、超音波検査、CTにて左腋窩に腫瘤影が認められた。また、骨シンチグラフィ所見で骨転移が疑われた。左腋窩腫瘍摘出術を行い、さらに胸腔鏡下胸膜生検を施行したところ、胸腔内に胸水貯留を認め、アポクリン腺癌からの転移と診断した。術後経過良好であったが、胸膜、肺などに転移し術後2年目に原病死した。
©Nankodo Co., Ltd., 2011