癌個別化医療はどこまですすんだのか
各論 胆道癌の個別化医療 化学療法を中心に
倉持 英和
1
,
林 和彦
,
太田 岳洋
,
山本 雅一
1東京女子医科大学 化学療法・緩和ケア科
キーワード:
生物学的マーカー
,
Cisplatin
,
Fluorouracil
,
抗腫瘍剤
,
腫瘍再発
,
胆道腫瘍
,
アジュバント化学療法
,
治療成績
,
Gemcitabine
,
オーダーメイド医療
Keyword:
Antineoplastic Agents
,
Biliary Tract Neoplasms
,
Cisplatin
,
Fluorouracil
,
Neoplasm Recurrence, Local
,
Biomarkers
,
Treatment Outcome
,
Chemotherapy, Adjuvant
,
Precision Medicine
,
Gemcitabine
pp.1069-1072
発行日 2011年10月1日
Published Date 2011/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2011352206
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胆道癌に対する化学療法は近年大規模な臨床試験の結果が発表されるようになり、徐々にエビデンスに基づいた治療体系が構築されつつある。胆道癌における現在のkey drugはgemcitabine、フッ化ピリミジン系薬剤(S-1など)、そしてプラチナ系薬剤(cisplatinなど)の3種類であり、今後は分子標的治療薬などの応用も期待される。本稿では現在の胆道癌の化学療法の総説と上記3剤のバイオマーカーを用いた個別化治療の可能性について概説する。
©Nankodo Co., Ltd., 2011