発行日 2003年11月1日
Published Date 2003/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2004089423
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胆道癌における化学療法は一般に遠隔転移を有する進行例や術後再発例に行われている.特に胆嚢癌では初診時既に遠隔転移や高度のリンパ節転移を伴うことが多く,化学療法が適応される例が多い.これまで胆道癌に対する化学療法として,5-FUを基本とする多くの臨床試験が行われてきたが,最近ではgemcitabineを中心とした多剤併用療法により比較的高い奏効率が報告されている.したがって,これらのことからも大規模な臨床試験により標準的治療法を早急に確立していくことが必要である
©Nankodo Co., Ltd., 2003