発行日 2010年10月1日
Published Date 2010/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2011002911
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
38歳男性。患者は2007年8月に肺大細胞癌に対する化学療法、放射線治療が行われ、PRとなったが、同年12月より上腹部痛と悪心を認め、消化器科へ紹介となった。その後、点滴加療にて症状は軽快し、精査を進めたところ、FDG-PETにて肺癌の小腸と胆嚢への同時性転移が疑われ、外科にて小腸および胆嚢管切除が行われた。その結果、病理組織学的に本症例は肺大細胞癌の小腸と胆嚢への同時性転移であった。以後、軽快退院となり、2008年3月より呼吸器内科にて化学療法が再開されたが奏効はみられず、患者は同年9月に死亡となった。
©Nankodo Co., Ltd., 2010