発行日 2010年4月1日
Published Date 2010/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2010160805
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49歳女。10年前の胃内視鏡検査にて胃前庭部後壁に粘膜下腫瘍を指摘されたが放置していた。腫瘍は増大し直径約25mmとなったため、上部消化管造影、超音波内視鏡、腹部造影CT、PET-CT、血液検査を行い、gastrointestinal stromal tumor(GIST)を疑った。腫瘍は径25mmであったため、腹腔鏡補助下に胃部分切除を行った。摘出標本の病理組織所見では悪性所見は認めず、glomus腫瘍と診断した。手術経過は良好で、第7病日に退院となった。
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