発行日 2014年6月1日
Published Date 2014/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2014230540
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62歳女。37歳時、特発性血小板減少性紫斑病に対して開腹脾臓摘出術を受けた。健診で胃病変を指摘され、上部消化管内視鏡で胃穹窿部に径約3cmの粘膜隆起がみられ、超音波内視鏡では内部が均一で、第4層由来の粘膜下腫瘍と診断された。腹腔鏡下胃部分切除を施行した。病理組織学的所見は、薄い被膜に包まれた脾臓組織であった。術後経過は良好で、術後透視で胃の変形や通過障害はみられず、術後6日目に退院した。
©Nankodo Co., Ltd., 2014