下部直腸癌の診断と治療 最近の進歩
下部直腸癌の治療 直腸切断術
高橋 慶一
1
,
松本 寛
,
山口 達郎
,
中野 大輔
,
鈴木 陽三
,
森 武生
1東京都立駒込病院 外科
キーワード:
医学用イラストレーション
,
人工肛門造設術
,
直腸腫瘍
,
リンパ節郭清
,
直腸切断術
Keyword:
Medical Illustration
,
Lymph Node Excision
,
Rectal Neoplasms
pp.163-168
発行日 2009年2月1日
Published Date 2009/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2009116196
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内括約筋を合併切除して肛門を温存する内括約筋切除術の症例が増え、下部直腸癌に対する直腸切断術が行われる頻度は、近年減ってきている。しかし、直腸切断術ではじめて根治性の得られる症例があることも事実であり、下部直腸癌手術の標準術式として修得すべき手術である。もっとも一般的な腹会陰式直腸切断術について、どこがむずかしいか、どこがわかりにくいかについて指摘し、さらに自律神経温存の方法と側方郭清の実際について概説した。
©Nankodo Co., Ltd., 2009