発行日 2006年1月1日
Published Date 2006/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006093110
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自律神経全温存術が直腸癌の標準術式とされている今日,自律神経部分温存術の適応となるのは,全温存手術では根治性が損なわれる進行直腸癌症例のみとなる.当院では自律神経温存術式を自律神経全温存術(type 1),交感神経切除,骨盤神経全温存術(type 2),骨盤神経部分温存術(type 3)の3種類に分類し,腫瘍の局在と進展に見合った術式を選択している.自律神経の解剖と機能,および自律神経部分温存術の適応,手術手技,術後の機能的予後について解説した
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