胆道癌診療ガイドラインを学ぶ 最新のエビデンスとコンセンサス
肝機能評価法と術前門脈塞栓術
横山 幸浩
1
,
西尾 秀樹
,
江畑 智希
,
伊神 剛
,
菅原 元
,
上原 圭介
,
小田 高司
,
梛野 正人
1名古屋大学 腫瘍外科
キーワード:
Indocyanine Green
,
肝切除
,
肝機能検査
,
塞栓術
,
胆道腫瘍
,
門脈
,
院内死亡率
,
診療ガイドライン
Keyword:
Biliary Tract Neoplasms
,
Embolization, Therapeutic
,
Hepatectomy
,
Indocyanine Green
,
Liver Function Tests
,
Portal Vein
,
Practice Guidelines as Topic
,
Hospital Mortality
pp.23-28
発行日 2009年1月1日
Published Date 2009/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2009071798
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大量肝切除術を必要とする胆道癌症例においては、術前門脈塞栓術(PVE)を行うことにより術後合併症や手術関連死亡を減少させる可能性がある。PVEの適応は肝右葉切除以上、あるいは切除率50~60%以上の肝切除を予定する症例に行われるのが一般的であるが、肝機能は単に「容量」だけでなく「機能」的側面からも評価されなければならない。われわれの施設では、ICG排泄率(ICGK)に残肝容積率をかけ合わせた残肝ICGK値を用いて、残肝予備能を容積・機能の両側面から評価している。
©Nankodo Co., Ltd., 2009