外科医必読interventional radiology
Vascular interventional radiology 門脈枝塞栓術
脊山 泰治
1
,
國土 典宏
1東京大学 肝胆膵外科
キーワード:
インターベンショナルラジオグラフィー
,
カテーテル法
,
肝細胞癌
,
肝切除
,
胆道出血
,
塞栓術
,
門脈
,
経皮経肝門脈塞栓術
,
コイル
,
胆汁嚢胞
,
胆汁漏出
,
門脈血栓症
Keyword:
Catheterization
,
Embolization, Therapeutic
,
Hepatectomy
,
Hemobilia
,
Carcinoma, Hepatocellular
,
Portal Vein
,
Radiography, Interventional
pp.815-822
発行日 2010年8月1日
Published Date 2010/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2010289012
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門脈枝塞栓術は大量肝切除後の肝不全リスクを減らし安全性を確保するために欠かせない術前処置である。胆道癌から原発性肝癌、転移性肝癌と適応も多岐にわたり各疾患の治療戦略のうえで重要である。経回結腸静脈アプローチは重要なオプションであるが、より侵襲の小さな経皮経肝アプローチが広く行われており、interventional radiologyの知識、技術を必要とする。根治切除を安全に行うための術前処置であり、安全性、合併症への対応が重要である。門脈枝塞栓術にまつわる道具、解剖、手技、合併症を熟知しておくことが門脈枝塞栓術を安全に行ううえで重要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2010