肝胆膵領域における術前ストラテジー 手技各論
術前門脈枝塞栓術の実際 経皮的アプローチ
鈴木 耕次郎
1
,
江畑 智希
,
駒田 智大
,
森 芳峰
,
水野 隆史
,
菅原 元
,
伊神 剛
,
横山 幸浩
,
梛野 正人
1名古屋大学 放射線科
キーワード:
吸収性ゼラチンスポンジ
,
カテーテル法
,
肝臓腫瘍
,
穿刺
,
胆道腫瘍
,
門脈
,
門脈造影
,
経皮経肝門脈塞栓術
Keyword:
Catheterization
,
Biliary Tract Neoplasms
,
Gelatin Sponge, Absorbable
,
Liver Neoplasms
,
Portal Vein
,
Portography
,
Punctures
pp.1260-1264
発行日 2014年11月1日
Published Date 2014/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2015042069
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
経皮的アプローチの門脈枝脈塞栓術(percutaneous trans-hepatic portal vein embolization:PTPE)を施行するうえで重要なことは,(1)穿刺肝葉の選択,(2)超音波ガイド下の門脈枝穿刺,(3)門脈造影,(4)塞栓方法である.超音波検査とCTで門脈の走行と分岐形態を前もって把握し,これらを十分理解すればPTPEは安全に施行可能である.本稿では同側穿刺法によるPTPEの手技上のポイントを中心に,PTPEについて概説した.
©Nankodo Co., Ltd., 2014