胆道癌診療ガイドラインを学ぶ 最新のエビデンスとコンセンサス
胆石症・胆嚢ポリープの切除適応について
大谷 和広
1
,
千々岩 一男
,
大内田 次郎
,
甲斐 真弘
1宮崎大学 腫瘍機能制御外科
キーワード:
開胸術
,
胆石症
,
胆嚢疾患
,
ポリープ
,
診療ガイドライン
,
腹腔鏡下胆嚢摘出術
Keyword:
Cholelithiasis
,
Gallbladder Diseases
,
Polyps
,
Thoracotomy
,
Practice Guidelines as Topic
,
Cholecystectomy, Laparoscopic
pp.29-33
発行日 2009年1月1日
Published Date 2009/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2009071799
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胆嚢癌患者では胆嚢結石の保有率が高いため、古くから胆石が胆嚢癌の危険因子であると考えられてきたが、それを支持する明確なエビデンスは存在せず、胆道癌診療ガイドラインでは無症候性胆石に対して胆嚢摘出術を推奨してはいない。胆嚢ポリープは画像上10mm以上で増大傾向を認める場合や、大きさにかかわらず広基性のものは胆嚢癌の頻度が高く、胆嚢摘出術が推奨される。
©Nankodo Co., Ltd., 2009