発行日 2006年4月1日
Published Date 2006/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006136475
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門脈枝塞栓術(PVE)の外科手術への応用は大量肝切除後の合併症発生率を改善した.PVEの適応は,予測残肝が全肝の40%以下の場合であるが,肝再生に与える他の因子の影響も考慮して適応決定を行わなければならない.残肝予備能評価にはICGが広く用いられているが,PVE後は塞栓葉と非塞栓葉で機能が異なるため,99mTc-galactosyl human serum albuminシンチグラフィなどで各葉を別個に評価する方法を考慮する必要がある.塞栓方法や塞栓物質も歴史的にいろいろ用いられているが,どれも一長一短があり,その安全性や効果には大きな差がないようである
©Nankodo Co., Ltd., 2006