知っておくべき胆嚢癌の診療方針
外科治療 胆嚢癌の合理的な手術方針
有田 淳一
1
,
國土 典宏
1東京大学 肝胆膵・人工臓器移植外科
キーワード:
腫瘍進行度
,
リンパ行性転移
,
術前診断
,
胆嚢腫瘍
,
胆嚢切除
,
リンパ節郭清
,
アルゴリズム
,
外科診断
Keyword:
Algorithms
,
Cholecystectomy
,
Diagnostic Techniques, Surgical
,
Gallbladder Neoplasms
,
Lymph Node Excision
,
Lymphatic Metastasis
,
Neoplasm Staging
pp.1263-1269
発行日 2007年11月1日
Published Date 2007/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007348328
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胆嚢癌は深達度とリンパ節転移の程度により、適応となる治療方針・術式が異なる。なかでもT2胆嚢癌を正確に診断して根治手術を行うことが予後改善のために重要である。しかしながら、自験例の検討からは、術前に確実なステージングを行うことは困難であることが明らかになった。筆者らの施設では、その誤認率を認識したうえでkeyとなるリンパ節の術中迅速診断を参考にして手術方針を決定するアルゴリズムを構築したので、これについても報告する。
©Nankodo Co., Ltd., 2007