発行日 2003年4月1日
Published Date 2003/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003207562
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胆嚢癌の外科治療成績はその進行度に応じている.術前及び術中所見から得られる肉眼的胆嚢周囲進展度T因子は手術成績にほぼ相関しており,手術方針を決定するさいに有用である.T1胆嚢癌に対しては通常の胆嚢摘出術でも良好な予後が期待される.T2胆嚢癌は予後良好群・不良群が相半しており,バランスよい手術術式としてS4aS5肝亜2区域+リンパ節郭清術が行われる.T3及びT4胆嚢癌は未だ予後不良であるが,その進展様式に応じて,拡大右葉切除や他臓器合併切除が選択される
©Nankodo Co., Ltd., 2003