肝細胞癌切除後の長期成績向上を目指して
初発病巣の治療 門脈腫瘍栓に対する放射線療法
加藤 博敏
1
,
安田 茂雄
,
山田 滋
,
原 竜介
,
加野 将之
,
鎌田 正
,
溝江 純悦
,
辻井 博彦
1放射線医学総合研究所重粒子医科学センター病院
キーワード:
肝細胞癌
,
生存率
,
放射線療法
,
門脈
,
流血中腫瘍細胞
,
重粒子線治療
Keyword:
Carcinoma, Hepatocellular
,
Neoplastic Cells, Circulating
,
Portal Vein
,
Radiotherapy
,
Survival Rate
,
Heavy Ion Radiotherapy
pp.526-530
発行日 2007年5月1日
Published Date 2007/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007209493
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診断、治療計画、照射機器の格段の進歩により、近年、放射線を局所に集中して照射することが可能になり、肝癌に対する放射線治療の報告も多くみられるようになった。これと並行して、とくに門脈腫瘍栓に対する放射線治療への期待の声を耳にする機会も増えた。本稿では、門脈腫瘍栓に対する放射線療法に関して、もっとも報告の多いX線治療についてレビューし、次いで粒子線治療(陽子線および重粒子線治療)にも言及した。
©Nankodo Co., Ltd., 2007