腫瘍栓のすべて
切除以外の治療 肝細胞癌腫瘍栓に対する放射線療法
神山 俊哉
1
,
中西 一彰
,
横尾 英樹
,
田原 宗徳
,
福森 大介
,
松下 通明
,
藤堂 省
1北海道大学 消化器外科・一般外科
キーワード:
肝細胞癌
,
放射線療法
,
門脈
,
流血中腫瘍細胞
Keyword:
Carcinoma, Hepatocellular
,
Neoplastic Cells, Circulating
,
Portal Vein
,
Radiotherapy
pp.210-214
発行日 2008年2月1日
Published Date 2008/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008135414
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門脈腫瘍栓を有する肝細胞癌は、施行可能な治療法が限られており非常に予後不良であるため門脈腫瘍栓への放射線照射が行われてきた。最近では、三次元位置情報から肝臓の耐用線量に比べてはるかに高い線量を小照射野に絞って照射ができる3D-CRTが開発され、、TACEや術前照射として切除と組み合わせることにより、その予後は改善されているため門脈腫瘍栓を有する肝細胞癌に対する有望な治療法であると思われる。
©Nankodo Co., Ltd., 2008