発行日 2001年10月1日
Published Date 2001/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2002093535
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肝細胞癌門脈腫瘍塞栓患者32例に対し,三次元原体照射法を用いて門脈部位のみに照射を行う放射線治療を施行した.腫瘍塞栓に対する初期効果は,門脈の完全開通1例,部分開通16例,不変9例,増悪6例であった.1,2,3,4年生存率は各々50.7%,41.2%,29.4%,11.0%で,特に3年生存率が従来の報告よりも優れていた.照射後PTA施行の有無は生存率に影響を及ぼさなかったが,TAE施行群では非施行群よりも生存率が良好であった
©Nankodo Co., Ltd., 2001