発行日 2006年11月1日
Published Date 2006/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007065569
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
61歳男。右前胸部ED領域の腫瘤性病変を主訴に受診し、トレパン生検と病理組織検査で汗腺癌と診断された。画像検査で大胸筋への浸潤と、腋窩リンパ節や肺及び肝臓への転移は認めず、男は乳腺組織が少ないため胸筋温存乳房切除術を施行し、術後はEC療法を行った。腫瘍周囲には多数の乳管組織を認め、乳癌と診断された。level Iのリンパ節転移とエストロゲンレセプター及びプロゲステロンレセプターの陽性を認めたが、術後経過は良好で、再発及び転移は認めず、腫瘍マーカーも陰性で、現在はpaclitaxelとアロマターゼ阻害薬内服を継続中である。
©Nankodo Co., Ltd., 2006