発行日 2006年8月1日
Published Date 2006/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006286939
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52歳女.左乳房の腫瘤を自覚した.穿刺吸引細胞診では,結合の弱い,軽度重積した,核の大小不同なアポクリン化生細胞様の悪性細胞を認めた.アポクリン癌class Vの診断で,Bt +Axを行った.摘出標本の病理組織像は,泡沫状,好酸性顆粒状の豊かな胞体を持つ腫瘍細胞からなり,一部に断頭分泌がみられた.術後は補助療法なく,無再発である
©Nankodo Co., Ltd., 2006