発行日 2005年10月1日
Published Date 2005/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006036930
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症例1(43歳女性).検診にて乳腺症を指摘され,受診となった.症例2(36歳女性).右乳房A領域の腫瘤を主訴とした.両症例とも超音波検査では0.6~1.4cm大の小嚢胞を両側乳房に散在性に認め,経過観察したところ,それぞれ1年半~2年の経過で乳頭,乳輪部から離れた部位に局所的乳管拡張の集合を認めた.マンモグラフィーでは同部位に局所的非対称性陰影を呈しカテゴリー3の所見であり,症例1はMRIでT1にてブドウ房状の高信号,T2にて低信号を呈した.いずれも乳管内の増殖性病変の合併が否定できなかったため,摘出生検を行った結果,悪性病変はみられず,cystic and papillary apocrine metaplasiaと診断された
©Nankodo Co., Ltd., 2005