発行日 2006年7月1日
Published Date 2006/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006231517
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66歳女.左乳房腫瘤を自覚したことを契機に精査を行った.左乳房CE領域に境界明瞭な平滑で可動性良好な弾性硬の腫瘤を触知し,マンモグラフィはカテゴリー4と判断した.超音波検査でも悪性を疑い,穿刺吸引細胞診を行ったが確定診断は得られなかった.局所麻酔下での生検にて紡錘細胞癌が疑われたことから左胸筋温存乳房切除術を施行し,病理組織学的に確定診断を得た.術後は化学療法を行い,経過観察中である.術後5ヵ月の時点では再発・転移は認められていない
©Nankodo Co., Ltd., 2006