発行日 2006年3月1日
Published Date 2006/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006133261
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38歳男性.患者は検診の超音波検査にて胆嚢の隆起性病変を指摘され,著者らの施設へ紹介となった.腹部ダイナミックMRIおよびMRCPでは,胆嚢床は肝鎌状間膜の左側の肝外側区域にも存在し,胆嚢底部には径15mm大の腫瘤像を認めた.腹部CTでは,早期濃染はないものの徐々に造影される腫瘤を認めた.以上より,胆嚢隆起性病変を伴った左側胆嚢を考え,腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した.病理組織学的に悪性所見は認めず,術後は経過良好であった
©Nankodo Co., Ltd., 2006