発行日 2006年3月1日
Published Date 2006/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006133258
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69歳女性.患者は吐血を主訴に,精査加療目的で入院となった.入院時,腫瘍マーカーはCEA,CA19-9の著明な上昇を認め,上部消化管内視鏡検査では胃噴門部小彎に潰瘍を伴う隆起性病変を認めた.胃分化型腺癌にて胃全摘,脾摘,胆摘,D2郭清術を施行したところ,病理組織学的にCA19-9産生胃癌,進行度IBと診断された.術後はCEAおよびCA19-9が著明に低下し,7ヵ月経過現在,再発は認められず経過良好である
©Nankodo Co., Ltd., 2006