発行日 2005年3月1日
Published Date 2005/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005188902
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79歳男.高血圧の加療中に右下肢の前脛部の疼痛とチアノーゼを自覚し,近医にて動脈閉塞の疑いを指摘された.紹介入院にて精査を行ったところ,腹部に腹部大動脈瘤と思われる拍動性腫瘤を触知し,両側大腿部にも拍動性腫瘤を触知し,CTとMRアンギオ所見でそれぞれの部位に動脈瘤を認めた.胸腹部大動脈瘤,腸骨動脈瘤,大腿深動脈瘤を合併した多発動脈瘤と診断し,手術を勧めたが患者および家族の同意は得られず,内服薬にて経過観察中である
©Nankodo Co., Ltd., 2005