発行日 2010年7月1日
Published Date 2010/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2010284109
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
71歳男性。患者は他科受診時の腹部エコーにて66mm径の腹部大動脈瘤(AAA)が指摘され、手術目的で著者らの施設へ入院となった。造影3-D CTでは腎動脈下にAAA、両側総腸骨動脈の拡張が認められた。既往歴に冠動脈疾患に対するCABG、CEA-LADバイパス術があり、術前検査で左心機能の著明な低下が確認されたため、AAA手術として腋窩-大腿動脈間の一時的バイパスを用いた人工血管置換術が行われた。その結果、術後、循環動態は安定し、経過は良好であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2010