発行日 2003年2月1日
Published Date 2003/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003197837
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7歳女児.激しい腹痛に加え,嘔気・嘔吐も増悪したため受診した.超音波検査で腹腔内巨大嚢胞性腫瘤を認め入院した.腹部超音波検査所見などから卵巣嚢腫茎捻転と診断した.手術所見では,空腸軸捻転に発展した空腸間膜巨大chylous cystと診断した.初発症状は合併空腸軸捻転による間欠的イレウス症状であったが,開腹時には既に絞扼性イレウスにいたっており腸切除を必要とした.経過良好で術後9日目に軽快退院した.現在も再発なく外来にて経過観察中である
©Nankodo Co., Ltd., 2003