発行日 2002年12月1日
Published Date 2002/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003141070
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46歳男.動作時息切れと黒色便を主訴とした.上部消化管造影,上部内視鏡,腹部血管造影各所見より,十二指腸平滑筋腫を疑った.開腹手術を行ったところ腫瘤と十二指腸乳頭が接近しているため,膵頭十二指腸切除を行った.病理組織学的所見より平滑筋腫と診断され,術後経過は良好で第37病日に退院となった.なお,hypervascularでmarginが比較的明瞭でencasementを伴わないことが鑑別に重要で,血管造影が有用であった
©Nankodo Co., Ltd., 2002