発行日 2001年10月1日
Published Date 2001/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002078098
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74歳男.慢性呼吸不全の経過観察中に便潜血反応陽性を示し,画像所見から最大径4cmの横行結腸癌と診断した.治療にあたっては,腫瘍の浸潤が粘膜下層迄と判断されたことや,呼吸不全以外に腹部大動脈瘤も有していたことを考慮し内視鏡下でのpiecemealによる腫瘍切除を選択した.内視鏡下治療時ならびに組織学的検索で腫瘍の遺残は明らかであったが,本人の希望もあり経過観察としていたところ,4ヵ月後の定期検査で腫瘍の増大を認めた為開腹術を行った
©Nankodo Co., Ltd., 2001