最新癌治療 エビデンスで示す治療効果とコスト
結腸癌手術 腹腔鏡手術と開腹手術の比較・検討
佐々木 純一
1
,
小西 文雄
,
河村 裕
,
Tan Kok-Yang
1自治医科大学附属さいたま医療センター 外科
キーワード:
開腹術
,
外科用器具
,
結腸腫瘍
,
結腸切除
,
ディスポーザブル用品
,
入院
,
腹腔鏡法
,
診断群別包括支払い方式
,
病院経済学
,
保健医療経費
,
保険請求
Keyword:
Diagnosis-Related Groups
,
Economics, Hospital
,
Colectomy
,
Colonic Neoplasms
,
Disposable Equipment
,
Hospitalization
,
Laparotomy
,
Insurance Claim Reporting
,
Laparoscopy
,
Surgical Instruments
,
Health Care Costs
pp.492-497
発行日 2009年5月1日
Published Date 2009/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2009185201
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腹腔鏡下結腸癌手術は低侵襲性で、美容的にも良好である。欧米のランダム化試験(RCT)にて、遠隔成績において腹腔鏡手術は開腹手術と同等であることが報告された。しかし、手術時間が長い、高価なディスポーザブル機器を使用するなどの医療経済上の問題がある。機材費の病院持ち出し分、手術時間が長いことによる経費支出などにより、純益は不良と考えられた。経済効率向上のためには、機材費の圧縮、手術時間の短縮などが必要と思われた。
©Nankodo Co., Ltd., 2009