進行大腸癌に対する内視鏡外科手術の限界
局所進行右側結腸癌に対する腹腔鏡下手術
塚本 俊輔
1
,
森園 剛樹
,
田中 征洋
,
落合 大樹
,
志田 大
,
金光 幸秀
1国立がん研究センター中央病院 大腸外科
キーワード:
開腹術
,
結腸腫瘍
,
結腸切除
,
リンパ行性転移
,
腹腔鏡法
,
リンパ節郭清
,
ランダム化比較試験
Keyword:
Colectomy
,
Colonic Neoplasms
,
Laparotomy
,
Lymphatic Metastasis
,
Lymph Node Excision
,
Laparoscopy
,
Randomized Controlled Trials as Topic
pp.234-237
発行日 2016年3月1日
Published Date 2016/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2016126581
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結腸癌に対する腹腔鏡下手術の割合は年々増加しており,進行癌に対しても広く行われている.海外の臨床試験で短期成績は腹腔鏡で良好であり,長期成績は開腹手術と同等であるという報告が多い.本邦からも進行大腸癌に対する腹腔鏡下手術のエビデンスが発信されつつある.リンパ節郭清範囲は,上腸間膜静脈(SMV)左縁に沿ったD3郭清を標準とする施設が多いが,リンパ節転移が高度な症例に対しては,通常より郭清範囲を広げた手術が要求される.
©Nankodo Co., Ltd., 2016