進行大腸癌に対する内視鏡外科手術の限界
局所進行左側結腸癌に対する内視鏡外科手術
高橋 亮
1
,
平井 健次郎
,
肥田 侯矢
,
河田 健二
,
長谷川 傑
,
坂井 義治
1京都大学 消化管外科
キーワード:
開腹術
,
結腸腫瘍
,
腫瘍侵入性
,
尿管腫瘍
,
腹腔鏡法
,
膀胱腫瘍
,
腫瘍量
,
開放手術への変更
Keyword:
Urinary Bladder Neoplasms
,
Colonic Neoplasms
,
Laparotomy
,
Laparoscopy
,
Neoplasm Invasiveness
,
Ureteral Neoplasms
,
Tumor Burden
,
Conversion to Open Surgery
pp.248-255
発行日 2016年3月1日
Published Date 2016/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2016126584
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局所進行左側結腸癌に対する腹腔鏡下手術の安全性・妥当性については,十分なエビデンスがない.腹腔鏡下手術の限界に影響する因子として,腫瘍径や局在によって視野展開や手術操作が制限される場合,また隣接臓器浸潤のため正常組織との境界が確認できなかったり合併切除後再建が技術的に困難な場合があげられる.安全にR0手術を行うために,症例ごとに術前評価と術中判断を冷静に行っていくことが重要と考えられる.
©Nankodo Co., Ltd., 2016