発行日 2016年2月1日
Published Date 2016/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2016150841
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69歳女。全身倦怠感、体重減少を主訴に、近医の胸部CT・PET-CT検査にてサルコイドーシスを疑われ、当院紹介となった。全身精査の結果、高度の大動脈弁閉鎖不全症が判明したため心臓血管外科へ紹介となり、大動脈弁置換術および縦隔リンパ節生検を行う方針となった。術中所見では大動脈四尖弁の診断が確定し、SJMによる弁置換術を行った。術中に摘出したリンパ節の病理組織診断でサルコイドーシスと診断された。術後7日目に同疾患による発熱を生じたため、ステロイド治療を開始したところ速やかに解熱し、術後19日目に自宅退院した。
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