臨床経験
大動脈四尖弁の手術経験
中嶋 和恵
1
,
内野 英明
,
内田 徹郎
,
島貫 隆夫
1山形県・酒田市病院機構日本海総合病院 心臓血管外科
キーワード:
大動脈弁閉鎖不全症
,
経食道心エコー図
,
人工弁置換術
,
胸骨切開術
,
胸部CT
,
大動脈四尖弁
Keyword:
Aortic Valve Insufficiency
,
Echocardiography, Transesophageal
,
Heart Valve Prosthesis Implantation
,
Sternotomy
pp.201-205
発行日 2016年3月1日
Published Date 2016/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2016152987
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症例1は59歳男性で、呼吸困難を主訴とした。症例2は61歳男性で、動悸を主訴とした。精査の結果、いずれの症例も大動脈四尖弁による閉鎖不全症と診断した。両例ともtype Fに該当するが、副尖が大きいため弁形成術には適していないと判断し、機械弁による大動脈弁置換術を施行した。術後経過は良好で、症例1は術後第24病日、症例2は第30病日に独歩退院した。
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