発行日 2015年6月1日
Published Date 2015/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2015363220
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83歳女。数年前より時々労作時呼吸苦を認め、近医にて投薬を受けていたが、症状が悪化したため、当院を受診した。心電図・心エコー・心臓カテーテル所見より、高度の僧帽弁逆流(MR)を伴う高齢者閉塞性肥大型心筋症と診断し、心室中隔心筋切除術とlow-profile生体弁による僧帽弁置換術を施行した。術後経過は良好で、術後32日目に軽快退院した。術後1年の現在、MRは認めず、NYHA分類はI度であった。
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