臨床経験
骨形成不全症を合併した大動脈弁閉鎖不全症
宮坂 成人
1
,
森本 啓介
,
西村 謙吾
,
藤原 義和
1鳥取県立中央病院 心臓血管外科
キーワード:
強膜疾患
,
骨形成不全症
,
心エコー図
,
大動脈弁
,
大動脈弁閉鎖不全症
,
三次元イメージング
,
人工弁置換術
,
胸部CT
Keyword:
Aortic Valve
,
Aortic Valve Insufficiency
,
Echocardiography
,
Osteogenesis Imperfecta
,
Scleral Diseases
,
Heart Valve Prosthesis Implantation
,
Imaging, Three-Dimensional
pp.353-356
発行日 2015年5月1日
Published Date 2015/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2015298896
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49歳男。20歳代で骨形成不全症(OI)と診断されていた。約1年半前に他院にて発作性心房細動に対しカテーテル治療を施行され、経過観察中に心拡大と拡張期心雑音を指摘され当科紹介となった。精査の結果、大動脈弁閉鎖不全症と診断して大動脈弁置換術を施行し、OIを合併していたため、手術時には胸郭や組織に対する愛護的な操作と、出血に対する様々な対策を講じた。術後経過は良好で、術後11日目に軽快退院し、術後約3週間で仕事に復帰した。
©Nankodo Co., Ltd., 2015