発行日 2009年5月1日
Published Date 2009/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2009234166
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77歳男性。患者は1997年10月に不安定性狭心症のため、他院にて左内胸動脈(LITA)を左冠状動脈前下行枝(LAD)へ、大伏在静脈(SVG)を右冠状動脈(RCA)へのバイパス術(CABG)を受けた。その後、2005年より労作時息切れが出現し、2007年8月に虚血性心疾患が疑われ、著者らの施設へ紹介となった。グラフト造影ではLITA、SVGグラフトともに開存しており、冠状動脈造影ではLAD、RCAの完全閉塞、左回旋枝の90%狭窄が認められた。大動脈弁置換術および再CABGを一期的に施行した結果、術後は術後合併症なく経過良好で退院となった。
©Nankodo Co., Ltd., 2009