発行日 2014年10月1日
Published Date 2014/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2015008990
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症例は57歳男性で、ハーフマラソン大会出場中、18km地点で倒れメディカルボランティアにより心肺停止(CPA)が確認され、心臓マッサージが行われ、発症2分に救急要請、8分後に救急隊が到着した。救急車収容時に心室細動が確認され、AEDにより除細動後搬送された。意識は回復しており、血圧152/74mmHg、脈拍74回/分・不整、酸素マスク投与下でSpO2 100%であった。手術は3枝バイパス術を行った。急性心筋梗塞(AMI)に対し冠状動脈バイパス術(CABG)を行った。緊急の術当日に大動脈内バルーンパンピング(IABP)と人工呼吸器を離脱し、翌日、心臓リハビリテーションを開始した。術後に行ったCTでは左冠状動脈主幹部から左前下行枝(LAD)および回旋枝にかけ著明な石灰化を認めた。
©Nankodo Co., Ltd., 2014