発行日 2005年1月1日
Published Date 2005/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2005120238
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63歳男.急性心筋梗塞を発症し,ステント留置後に左冠状動脈主幹部解離からの出血と,それによる心タンポナーデを認め,経皮的心肺補助装置下に緊急冠状動脈バイパス術を行った.大動脈を切開すると,Hurwitz-Roberts分類でtype bの大動脈四尖弁を認めた.左冠状動脈は,無Valsalva洞と左Valsalva洞との間にある第4の小さなValsalva洞から起始していた.術後経過は順調で,術後1年経過現在,社会復帰を果たしている
©Nankodo Co., Ltd., 2005