発行日 2013年3月1日
Published Date 2013/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2013179922
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症例は70歳女性で、腹痛、呼吸苦を主訴に当院救急搬送となった。入院時、高度の呼吸不全を認め、胸部X線所見より巨大結腸による横隔膜弛緩症と診断し、直ちにS状結腸切除および人工肛門造設を行った。術後一時的に呼吸状態は改善したが、同日中に再び呼吸不全となったため、入院第3病日に横隔膜弛緩症に対して横隔膜縫縮術を施行したところ、呼吸不全は著明に改善し、第61病日に独歩退院となった。
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