発行日 2013年3月1日
Published Date 2013/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2013179923
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
症例は56歳女性で、高カルシウム血症、副甲状腺ホルモン高値の精査加療目的に当科紹介となった。胸部CTでは前縦隔内上行大動脈に接して18×13mm大の結節を認め、99mTc-MIBIシンチグラムでは同結節に一致して異常集積がみられた。以上より、縦隔内副甲状腺腫瘍を疑い、メチレンブルー染色を用いて腹腔鏡下に腫瘍を摘出した。病理組織学的に副甲状腺過形成と診断され、術後血中Ca、intact PTHは共に正常化し、現在まで再発を認めない。
©Nankodo Co., Ltd., 2013